


本記事ではKindle Paperwhiteヘビーユーザーが新しいKindle Paperwhiteを買うべきか否かを徹底検証していきます。
Amazonが2018年以来3年ぶりとなる新型Kindle Paperwhite(第11世代)を発売しました。
Kindleは読書専用端末です。
読書しかできないからこそ、読書に集中させてくれるデバイスです。
Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Oasisの全3機種のうち、最もコスパが良いと言われているKindle Paperwhiteの新型がついに誕生。
見た目も中身(機能)も大幅にアップデートしています。
- Kindle Paperwhiteを購入すべきか迷っている方
- 前モデルより前のKindle Paperwhiteを買い換えるべきか迷っている方
こんな方が、新型Kindle Paperwhiteを買うべきか解説します。
Kindle Paperwhite第11世代と前モデルの比較表
Kindle Paperwhiteの第11世代(New)と前世代との比較はこちらになります。
赤字で記載している部分が主な変更点になります。
Kindle Paperwhite第10モデル(8GB/32GB) |
Kindle Paperwhite第11世代(8GB)/キッズモデル※
|
Kindle Paperwhite Newモデル シグニチャー エディション(32GB) | |
値段(広告なしで比較) | 15,980/17,980 | 16,980 | 19,980 |
デバイスサイズ | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ |
重さ | 182g | 205g | 207g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED5個 | LED 17個 | LED 17個 |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | USB-C |
充電時間 | |||
ワイヤレス充電 | – | – | ○ |
色調調節ライト | × | ○ | ○ |
防水機能 | IPX8 | IPX8 | IPX8 |
4G | ○ | – | – |
前世代との比較【共通編】


新型Kindle Paperwhiteの特徴について、まずは前世代ととの共通点ご紹介します。
これから説明する3つの機能は、前世代の機種でもう十分と思われていた部分です。
なので、前世代と変わらなくてもOK!
①解像度
フラットで300ppiの高解像度ディスプレイで、小さな文字でも綺麗です。



②防水機能
Kindle Paperwhiteは、IPX8等級の防水機能を備えています。
実験では、水深2メートルまでの真水で最大60分、水深0.25メートルまでの海水で最大3分まで耐えられることが確認されています。



③容量
これまでの8GBと32GBの2種類です。
32GBは、「シグニチャーエディション」という名前が今回からついています。
8GBでも、数千冊入れることができるので、多くの人にとっては8GBで十分です。



前世代との比較【メリット編】


①ディスプレイサイズが、6インチから6.8インチへ
ディスプレイがこれまでの6インチから6.8インチに大きくなりました。





②micro USBから、USB-Cへ
充電ケーブルについて、これまではmicro USBでしたが、今回から
USB-Cが採用されました。
USB充電アダプター(9W)経由で約2.5時間で充電できます。



③新SoCで20%早いレスポンス
前世代より、20%レスポンスが速くなりました。
これまでページ送りなどで少しもっさりしていると言われてきたKindle Paperwhiteですが、これにより少しでもサクサクするはず!?です。



④色調調節ライト初搭載
初搭載の色調調節ライト。
スクリーンの色調を、明るいホワイトから暖かみのあるアンバーへ調節できます。
ライトの設定をスケジュール調整もできます。



⑤LEDが5個から17個に増えて、10%明るく
フロントライトのLED個数が5個から17個まで、最大10%明るくなりました。



⑥最大10週間使用可(前数週間)
今までも数週間充電なしで使用できましたが、なんと最大10週間も充電がもつようになりました。
年に5回しか充電しなくていいデバイスが、今までにあったでしょうか!



前世代との比較【デメリット編】


①重さが20g以上増加
これまでの182gが、8GBで205g。
32GBで207gに変更されました。



②デバイスサイズが約1cm縦横増加
縦167 mm x 横116 mm x 厚さ8.18 mm(第10世代)から
縦174 mm x 横125 mm x 厚さ8.1 mm(第11世代)に縦と横が少しだけ大きくなりました。
その代わり、厚さは少し薄くなりました。



③4Gモデル廃止
前世代は、Wi-Fiモデルと4Gモデルがありました。
値段が高いものの外でもダウンロードできる4Gモデル。
第11世代には、4Gモデルがありません。
家を出る前にダウンロードしておくことで対策できますね。



④値段が1000円高い
広告あり、なし両方とも1,000円高くなりました。



Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション(32GB)とは?


①ワイヤレス充電(別売充電スタンド購入必要)


ワイヤレス充電スタンドを使って、ワイヤレス充電をすることができます。
カバーは装着したままでOK。
急速充電にも対応し、7.5Wのワイヤレス充電により、わずか2時間で100%の充電が可能です。
②明るさ自動調整


このように暗いところでも明るさを自動調整します。
シグニチャーエディション(32GB)まとめ
- ワイヤレス充電を使いたい
- 画面の明るさは自動でやってほしい
- 32GBの恩恵を受けるだけの、本を管理したい(書籍を1万冊以上管理または、漫画を多数管理している)
このように極限まで読書のストレスを減らしたい人は、対象になるかもしれません。
しかし、充電は約10週間持つと仮定すると年に5回の充電。
明るさ自動は確かに便利ですが、それ目当てでシグニチャーエディションにするのは少しもったいないですよね。
実際、この機種に向いているのは、漫画を大量に読みたい人なのかなと思います。
これまで、漫画をKindle端末で読む場合、画面の大きさ、反応の観点からKindle Paperwhiteでは話にならず、Kindle Oasis(約33,000円)でしか読めなかったのですが、
シグニチャーエディションならば、ディスプレイサイズが上がって、20%反応が良い。
それなら読めるかもしれない。
しかもKindle Oasisと比べて安い(約20,000円)。
ただ実際漫画を読むならiPadで良いのでは?と思ってしまいます。



新型Kindle Paperwhiteと他のKindleデバイスとの違いは?


比較表
Kindle |
Kindle Paperwhite
|
Kindle Oasis | |
値段(広告なしで比較) | 8,980 | 16,980 | 31,980 |
デバイスサイズ | 160 mm x 113 mm x 8.7 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 6.8インチ | 7インチ |
重さ | 174 g | 205g | 188g |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 25個 |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | micro USB |
充電時間 | 約4時間 (5W USB充電アダプタ使用、またはPCからUSBケーブル経由で充電した場合) | PCからUSB経由での充電で約5時間。USB充電アダプター(9W)経由での充電で約2.5時間 | 約3時間 (5W USB充電アダプタ使用、またはPCからUSBケーブル経由で充電した場合) |
バッテリー持ち (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合) | 数週間利用可能 | 最大10週間利用可能 | 最大6週間利用可能 |
色調調節ライト | – | ○ | ○ |
防水機能 | – | IPX8 | IPX8 |
4G | – | – | ○ |
各機種のメリット・デメリット
Kindle
- とにかく安い(Kindle Paperwhiteの半額)
- 解像度が低いため、文字が小さいと潰れる
Kindle Oasis
色調調節ライトはこれまでOasisの特権でしたが、新型Kindle Paperwhiteにも搭載されました。
そのため、実質的なKindle Oasisのメリットとしては、こちらになります。
- ページ送りボタンがある
- ディスプレイサイズが最も大きい(7インチ)
- 最も明るい(LED25個)
- 新型Kindle Paperwhiteより軽い
- とにかく高い(Kindle Paperwhiteの約2倍の金額)
- micro USB
- バッテリー持ちが劣る
- 充電に時間がかかる
書籍用としてはKindle Paperwhiteが最も高コスパ
とにかく安く買いたいのであれば、Kindleもあり得ます。
けれども、解像度が他と比べて低いため、あまりおすすめはできません。
一方、Kindle Oasisは機能としては申し分ないのですが、現時点でKindle Paperwhiteよりも劣っているところが多い中、あえて倍の金額であるKindle Oasisを選ぶのもあまりおすすめしません。
正直、ページ送りボタンがないとダメという人以外は、新型Kindle Paperwhiteを選んでおけば間違いないです。
Kindle Paperwhiteはこれまでの世代の機種でも高コスパと呼ばれていましたが、今回の新型でその地位をさらに強固なものとしました。
(おまけ)Kindle Paperwhiteキッズモデルはコスパが高い


実はKindle Paperwhiteと全く同じモデルで、キッズモデルもでています。
キッズモデルはKindle Paperwhiteと全く同じ値段でありながら、カバー、AmazonKids、2年保証の特典が付きます。
お子さん向けに買う場合はもちろん、そうではなくKindle Paperwhiteのカバーが欲しい方向けともなります。
①カバー
Kindle PaperwhiteキッズモデルはKindle Paperwhiteと同じ値段であるにもかかわらず、カバーがついてきます。
カバーは、「エメラルドフォレスト」「ブラック」「ロボットドリーム」の3種類から選べます。
②Amazon Kids
③2年保証
他のKindle Paperwhiteは1年間限定保証付きであるのに対して、Kindle Paperwhiteキッズモデルは2年保証がつきます。
主には水漏れや元々のハードが壊れていた場合などですが、長い方が嬉しいですね。
Kindle PaperwhiteキッズモデルとKindleキッズモデルの比較
お子さんにプレゼントとしてお渡しするならば、Kindle Paperwhiteキッズモデルがおすすめです。
ただ、これまでのKindleキッズモデルと比較しても高いので、6,000円高いところを許容できるかどうかだと思います。
ただKindleキッズモデルは解像度が低いため、Kindle Paperwhiteに比べて、字がぼやけて見えます。
なので、これから買うのであれば、子どものためにもKindle Paperwhiteキッズモデルの方をおすすめします。
Kindle Paperwhiteを買い替えるべきか?まとめ


新型Kindle Paperwhiteの良い点
- ディスプレイサイズが、6インチから6.8インチへ
- micro USBから、USB-Cへ
- 新SoCで20%早いレスポンス
- 色調調節ライト初搭載
- LEDが5個から17個に増えて、10%明るく
- 最大10週間使用可(前数週間)
新型Kindle Paperwhiteの悪い点
- 重さが20g以上増加
- デバイスサイズが約1cm縦横増加
- 4Gモデル廃止
- 値段が1000円高い
結論、新型Kindle Paperwhiteは買いです!
特に、レスポンスが20%速くなっているところが嬉しいポイントですね。
新型Kindle Paperwhiteで、素敵な読書ライフを送りましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。